今年の夏も、うだるような暑さが続いていますね。

私自身、夏は汗だくで歩くのが当たり前だと、長いあいだ思い込んでいました。

暑いのは我慢するもの、くらいに思っていたんです。

 

実は私、去年の夏に人生で初めて日傘を買いました。

いい歳のおっさんが、です(笑)

買うまでは「男が日傘なんてなあ」と思っていた側の人間でした。

ところが一度使ってみたら、考えがひっくり返ってしまったんです。

今日はその体験談とあわせて、男性にこそ日傘をおすすめしたい理由を書いていきます。

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とうとう日傘デビューしてしまった

大阪万博で日傘

きっかけは、大阪万博でした。

炎天下の入場待ちで、じりじりと照りつける日差しの中、周りを見渡すと日傘の女性たちだけが涼しい顔をしているわけです。

こっちは首すじが焼けるように熱くて、汗が止まらない。

それで観念して、会場で日傘を買いました。

 

さして数分で、驚きましたね。

頭の上の直射日光が消えるだけで、体感がまるで違うんです。

例えるなら、日なたの駐車場から木陰のベンチに移動したような感覚が、歩きながらずっと続くイメージでしょうか。

 

入場待ちの長い行列でも、日傘があるだけで消耗の度合いがぜんぜん違いました

行列は動かないし、逃げ場はないし、地面からの照り返しもきつい。

あの状況だと、頭上に日陰があるかないかで、しんどさがまるで違ってくるんですよね。

ペットボトルのお茶が減っていくペースまで、明らかに変わりましたから。

あれ以来、夏の外出で日傘を忘れたことはありません。

ただ、万博では楽しい思い出だけではなく、怖い光景も目にしました。

会場内で熱中症らしき症状でうずくまっている人を、私は何人か見かけています。

救急車もたびたび来ていました。

 

印象に残っているのは、大屋根リングの下という日陰にいたはずなのに、体調を崩して座り込んでしまう人がいたことです。

日陰にいれば安心、というわけではないんですよね。

気温と湿度が高ければ、日差しを避けていても体には熱がたまっていきます。

だからこそ、日傘で直射日光を防ぎつつ、水分補給や体を冷やす工夫を重ねる必要があるということ。

この話は、あとでもう少し掘り下げますね。

なぜ男性こそ日傘なのか

私の実感だけで「日傘はいいぞ」と言っても、説得力に欠けるかもしれません。

ところが日傘の効果は、国がわざわざ実験して確かめているんです。

しかも結果を見ると、汗をかきやすく、外を歩く時間が長くなりがちな男性にこそ効く内容でした。

順番に紹介していきます。

日傘で熱中症対策

頭と首を守る日陰効果

環境省の測定によると、日傘をさすと暑さ指数(WBGT)が日なたに比べて1〜3℃ほど下がるとのこと。

暑さ指数というのは、気温だけでなく湿度や日差しの強さも含めた「熱中症の危険度」を示す数字です。

3℃下がった地点では、熱中症の警戒レベルそのものが1段階下がった、という測定結果も出ています。

 

日傘というのは、要するに持ち歩ける日陰なんですよね。

木陰もビルの陰もない炎天下の道で、自分の頭と首すじの上にだけ、ずっと日陰がついてくる。

頭と首は太陽に一番近く、熱の影響を受けやすい場所ですから、ここを守れる意味は大きいわけです。

 

汗と体力の消耗を防ぐ

もうひとつ、面白いデータがあります。

環境省の実験では、帽子だけで歩いた場合と比べて、日傘をさして歩くと汗の量が約17%減ったそうです。

汗が減るというのは、それだけ体の水分と体力の消耗が抑えられているということ。

 

夏の外回りや通勤で、駅に着いた頃にはシャツがびっしょり、という経験は男性なら誰でもあると思います。

あの汗が2割近く減ると考えたら、悪くない話ではないでしょうか。

そして消耗を抑えることは、そのまま熱中症の予防につながります。

 

総務省消防庁の発表によると、2025年5月から9月の熱中症による救急搬送は全国で100,510人と、初めて10万人を超えて過去最多になりました。

もはや誰が倒れてもおかしくない数字です。

体力に自信がある人ほど「自分は大丈夫」と思いがちですが、その我慢が一番危ないんですよね。

同じように、暑さで参ってしまいそうな人は決して少なくないはずです。

体調を崩してからでは遅いので、後遺症のことも含めて早めに知っておくと安心ですね。

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「恥ずかしい」の壁の正体

とはいえ、最大の壁は効果でも値段でもなく「恥ずかしさ」だと思います。

私もそうでしたから、気持ちは痛いほど分かるんです。

ただ、この壁は思っているよりずっと低くなってきました。

 

ウェザーニュースの2026年の調査では、日傘を使う男性は15%まで増えました。

2019年の調査では4%だったので、7年で4倍近くに増えた計算です。

実際、街を歩いていても日傘の男性はちょいちょい見かけるようになりましたよね。

 

それに、使ってみて分かったことがあります。

誰も他人の傘なんて見ていません(笑)。

すれ違う人は自分のスマホと足元しか見ていないし、こちらが気にするほど世間はこちらを気にしていないんです。

色を黒やネイビーにすれば、見た目は雨傘とほとんど変わりませんしね。

失敗しない日傘の選び方

じゃあどんな日傘を選べばいいのか、という話です。

去年から一年ほど使ってみて痛感したのですが、何よりも軽さを優先してください

日傘は使っている時間より、カバンに入れて持ち歩いている時間の方が長いからです。

ただでさえ暑さで体力を削られる季節に、重いものをカバンに入れて歩くのは、それだけで罰ゲームみたいなものですから。

私の感覚では、100g違うだけでも持ったときの印象が変わりますし、200g違えばもう別物です。

目安として、200g前後までの軽量モデルを選んでおけば、持ち歩きが苦になりません。

 

次に、晴雨兼用のものを選ぶこと。

夏はゲリラ豪雨の季節でもあるので、1本で日差しと雨の両方に対応できるのは想像以上に便利です。

荷物を1つ減らせるのも大きいですね。

 

そして遮光率は99.9%以上、できれば遮熱機能つきのものを。

遮光は日差しをさえぎる性能、遮熱は傘の下の温度を上げない性能で、この2つがそろって初めて「涼しい傘」になります。

このあたりのスペックは商品ページに必ず書いてあるので、確認してから選ぶと失敗しません。

 

サイズは、開いたときに肩まですっぽり隠れるくらいの大きさがあると安心です。

小さすぎる傘だと、せっかくさしても肩や腕が日なたにはみ出してしまいますからね。

形は、カバンに入れるなら折りたたみ一択。

色は黒・ネイビー・グレーあたりなら、スーツでも私服でも浮かないはずです。

ちなみにウェザーニュースの調査でも、日傘の色でいちばん選ばれているのは黒なんだとか。

みんな考えることは同じ、ということですね。

日傘とあわせたい暑さ対策

冒頭で書いたとおり、万博では日陰にいても倒れる人がいました。

日傘は強力ですが、それだけで完璧というわけではありません。

直射日光を防いだうえで、体を冷やす・肌を守る道具を重ねると、夏の外出がぐっと楽になります。

ここでは私が調べた中で、日傘と相性のいいものを紹介しますね。

男性用の晴雨兼用日傘

まずは主役の日傘から。

選び方は先ほど書いたとおり、軽量・晴雨兼用・遮光率99.9%以上が基準です。

最近はメンズ向けのシンプルなデザインが増えていて、ワンタッチで開閉できるものや、風にあおられても折れにくい耐風骨のものもあります。

通勤カバンに入れっぱなしにできる軽さのものを選ぶと、自然と毎日使うようになっていくはずです。

 

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日焼け止めと日除けケア

日傘で顔と首は守れても、腕や手の甲までは覆いきれません。

男の日焼け止めなんて、と思うかもしれませんが、これも慣れの問題でした。

紫外線によるダメージは疲労感にもつながるので、暑さ対策としても意味があります。

 

最近はベタつかないジェルタイプやスプレータイプなど、男性でも使いやすいものが増えてきました。

洗顔ついでに落とせるタイプなら、面倒くささもほとんどありません。

 

 

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ファン付きの空調服

屋外での作業や、長時間外を歩く日に頼りになるのが、小型ファンで服の中に風を送る空調服です。

もともと工事現場の道具でしたが、最近は普段着として着られるカジュアルなデザインが増えました。

服の中を風が通り抜ける感覚は、一度体験するとやみつきになります。

汗が乾くときに体の熱を奪ってくれるので、蒸し暑い日ほど効果を実感できるはずです。

 

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冷却ベストで芯を冷やす

体の表面ではなく、芯から冷やしたい人には冷却ベストという選択肢があります。

保冷剤や水冷式で体幹を直接冷やすもので、炎天下で働く人たちの間で定番になりつつある道具です。

脇の下や背中など、太い血管が通る場所を冷やすので、効率よく体温の上昇を抑えられます。

屋外のスポーツ観戦や、子どもとの公園遊びにも良さそうですね。

 

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首もとを冷やすグッズ

一番手軽なのは、首を冷やすグッズかもしれません。

28℃以下で自然に凍るネックリングや、電動のネッククーラーなど、ここ数年で種類が一気に増えました。

ネックリングは冷凍庫がなくても、クーラーの効いた室内に置いておくだけで再び使えるようになるのが便利なところです。

 

首は太い血管が皮膚の近くを通っているので、冷やすと全身が涼しく感じられます。

日傘と組み合わせれば、直射日光を防ぎながら首もとを冷やすという、外側からの対策としてはかなり手厚い布陣になるわけです。

 

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まとめ・無理なく夏を越す

男の日傘は、恥ずかしい。

私もずっとそう思っていた側の人間でした。

でも、実際に使った今なら断言できるんです。

恥ずかしさは最初の3日で消えて、快適さは夏の間ずっと続きます

数千円の傘1本で、通勤や外出の消耗がここまで変わるなら、使わない理由を探す方が難しいくらいです。

 

救急搬送10万人という数字は、決して他人事ではありません。

体力を過信しがちな男性こそ、日傘で直射日光を防ぎ、冷却グッズで体を冷やし、こまめに水分を取る。

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思い返せば、私にとってはあの万博の行列が、重い腰を上げるいいきっかけでした。

この夏は、そんな「無理をしない暑さ対策」で乗り切ってみませんか?

倒れてから後悔するより、ちょっとの照れを乗り越えるほうが、ずっと安上がりですからね。

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