ゴールデンウィーク(GW)は、家族みんなで特別な体験をしたい季節。
2025年の大阪・関西万博はその行き先として注目を集めていますが、実は”ある落とし穴”が……。
昼間は歩き回って汗ばむほどなのに、夜になるとかなり冷えてくる。
というか、寒い!
夢洲という海沿いの会場ならではの落とし穴が、夜になると多くの人達に襲いかかってくるのです。
とくに、夜に開催される万博史上最大級の水上ショー『アオと夜の虹のパレード』やドローンショーは見逃せない注目イベント。
でも、その感動を体験するために寒さ対策を怠ってしまうと後悔につながることも…。
この記事では、大阪万博を朝から夜まで快適に楽しむために、家族連れだからこそ気をつけたい“寒暖差対策”を体験談とともにご紹介します。
遊び疲れも寒暖差も味方につけて、GWの一日を最高の思い出にしてくださいね!
大阪万博×GWは『寒暖差』に注意!
大阪万博、行くならやっぱりゴールデンウィーク。
子どもの学校も休み、大人も仕事から解放されて、「せっかくだから朝から晩まで満喫したい!」って気持ちになりますよね。
でも――そこで気をつけたいのが「寒暖差」。
そう、昼はTシャツで汗をかくのに、夜はブルブル震えるくらい寒い!
これ、結構みんなが見落としているポイントなんですよね。
会場は大阪湾に面した人工島・夢洲(ゆめしま)。
周囲に風を遮るものがほとんどなく、海風が容赦なく吹き抜けます。
この影響で、体感温度が実際の気温よりずっと低く感じることも。
「昼間は25℃近くあって、まるで初夏の陽気だったのに、夜のイベント帰りは手がかじかんだ」
実際、日中はコンクリートの照り返しで暑く、会場内の気温が30℃を超えていたとの報告もあるほどです。
けれど夜になると、ぐんっと下がって10~15℃程度。
長袖のTシャツくらいでも寒く感じる気温。
朝から晩まで過ごすつもりなら、この温度差は見逃せません。
放射冷却と強風の影響で、肌寒さは想像以上。
特に夜の屋外イベントや噴水ショーを観る予定なら、薄着のままでは後悔するかも。
そしてこの寒暖差、単に「寒い」「暑い」で済まないのが厄介なところ。
気温の急な変化は、自律神経に負担をかけ、倦怠感・頭痛・めまいといった“気象病”の原因にもなるのです。
実際、僕も二日目の夜は頭痛薬を飲みました。
(ちなみに毎月1-2回は頭痛薬を飲むタイプです)
せっかくの万博。
なのに「しんどくて楽しめなかった」なんて、悲しすぎる……。
だからこそ大事なのが、「服装」と「準備」と「心構え」。
次のセクションでは、開幕2週間で3回大阪万博に訪れたのに、3回目でこれは盲点だったという経験談を少しお話させてください。
夜の噴水ショー寒すぎ体験談
「めっちゃ綺麗。でも……めっちゃ寒い!」
大阪万博の夜の目玉といえば、噴水ショーとドローンショー。
こちらは万博史上最大級の水上ショー『アオと夜の虹のパレード』として、その日の最後を締めくくるには最高の時間を約束してくれます。
夢洲の夜空に広がる、幻想的な光と音の演出はど迫力です。
私が夜の噴水ショーを観たのが、3回目に大阪万博に訪れた2025年4月24日。
20時まで住友館に居たので、大屋根リングから噴水ショーを観覧することにしました。
場所取りもばっちり。
空も開けていて、視界良好。
でも――その分、風もビュービュー吹いてくるんです。
しかも、風下側だったので、観覧中に噴水の水が霧状になってふわ〜っと飛んでくるのを感じるくらいでした。
まさか、ショーを観ていて体感温度がどんどん下がるとは思いませんでした。
この時、僕はヒートテックを上下に着て、上は長袖のTシャツという出で立ち。
さらにストールを巻いていたので、普通にしていれば特に寒さは感じない状態だったのにもかかわらず、大屋根リングの上はめっちゃ寒い!
この環境、冷静に考えてみると『海沿い+夜間+強風』という冷え込みの強力なコンボ。
気温だけ見たら「10~15℃だし大丈夫かな?」なんて油断しがちですが、風の強さと水の気化熱で、体感的にはもっと寒く感じます。
これをマジで小さいお子さん連れのお父さん・お母さんに伝えたい!
私自身、寒さにはかなり注意する方で、本当はゴアテックスのウインドブレイカーを持ってきていたのですが、一緒だった妻が寒さで震えているのでそちらは貸してあげました。
さらにカイロも持ってきていたので、そちらも使っていました。
昼間はTシャツ一枚でもいいくらいの暑さだったのに、夜の噴水ショーではこの有り様です。
実際、会場内は屋外エリアが多く、風を遮る建物が少ない構造なので、とくに夜のイベントを観るなら昼とは別モードの装備が必要です。
子どもと一緒に行く場合は特に要注意。
動かずにじっとして観覧する時間って、体感温度がどんどん下がるんですよね。
小さな子はベビーカーで冷えるし、夜風に当たり続けるとあっという間に震えだします。
しかも、夜の噴水ショー&ドローンショーは30分以上あるので、全部観ようと思うとそれなりに防寒対策をしてないとキツイです。
だからこそ、全力で言いたい。
夜の大阪万博、なめたらアカン。
中に着られるヒートテック、ストール、ウィンドブレーカー、それからブランケットとカイロ、これ全部持ってて正解です。
「ちょっと荷物になるかも」と思っても、寒さでショーを楽しめないよりマシ!
持っていって後悔することは絶対にありません。
この夜の体験、まさに寒暖差の落とし穴。
でも、準備さえしていれば最高の思い出になります。
次のセクションでは、こうした寒暖差でミスらないための持ち物を紹介したいと思います!
夜の寒暖差で失敗しない防寒対策!
「え、上着持ってきてへんの?」
「あんだけ言ったやん」
大阪万博で日が暮れそうなときの私たち夫婦の会話です。
「だって15℃くらいの予報やから大丈夫やと思ってんて!」
妻はそう言ってましたが、海に囲まれた埋立地にある大阪万博は街なかよりも体感温度が下がります。
僕は若い頃から舞洲での音楽イベントによく行っていたので、過去にこの寒暖差で何度も痛い目に遭っています。
なので、妻がそう考えてしまうのもムリないでしょう。
とにかく、それくらいGW中の大阪万博は“昼と夜の寒暖差”が激しいと思っててください。
しかも万博って、ただ歩き回るだけじゃないんですよね。
- パビリオン待ちの列に並んだり
- 屋外の飲食エリアで食事をしたり
- ショーのために長時間立ち止まったり
意外と“じっとしてる時間”も多いんです。
「日中は20℃以上で汗ばむ陽気だったから、夜がこんなに冷えるなんて……」
そうつぶやく声、SNSで本当によく見かけます。
せっかくのイベントが、寒さや暑さで気力を奪われたら、楽しさ半減。
特に日暮れ時は大屋根リングからの景色が最高ですし、噴水ショーも大屋根リングの上からだと違った景色が楽しめます。
だからこそ、“寒暖差でミスらない”ための防寒対策が大事なんですね。
とはいえ、持ちすぎても荷物になるし、動きにくくなる。
なのでここでは、実際に現地で「持っててよかった!」と感じたものを厳選して紹介します!
-
ヒートテック
→荷物にならないのでおすすめ -
ストールかマフラー
→首元の防寒はセーター1枚分と強力 -
折りたたみブランケット
→芝生やベンチでの観覧時、風よけにも使える万能グッズ -
カイロ
→荷物になりにくいのでおすすめ -
ウィンドブレーカー
→海風よけにマストなアイテム -
ブランケット
→持ってると安心の万能アイテム -
保温ボトルに温かい飲み物
→自販機に温かい飲み物がない…! -
軽食(おにぎり、チョコ、おかきなど)
→空腹は寒さの敵です -
腹巻き(レッグウォーマー)
→あるといいかも。荷物になりにくい
「ちょっと多くない?」と思うかもしれませんが、私は腹巻き以外全部持っていってます。
そして、夜はすべて使っているので、本当に役立つと思います。
特に小さな子供を連れて夜まで万博を楽しもうと思ってる場合、いざ寒くなったときに持ってなかったときの後悔、けっこうキツいです。
三回行って、三回目が一番寒かったので、この話を信じてもらって大丈夫です。
それぐらい、大阪万博の昼と夜の寒暖差はヤバい。
疲れて機嫌が悪くなった子どもに、そっとブランケットをかけてあげるだけで、
一気に機嫌が戻ったりするものです。
余談ですが、大屋根リングの上の芝生エリアは横になれるのですが、芝生が雨を吸って濡れている場合もあるので、レジャーシートもあったほうがいいですよ。
ゴールデンウィークは昼の暑さと夜の冷え込みが混在する、気温の変化が激しい季節。
そして、大阪万博の夢洲は海沿いで風が強く、寒暖差の影響を強く受けやすい場所。
「昼間だけ快適」じゃなく、「朝から夜まで快適」な工夫が最高の思い出を作ってくれます。
私は通期パスを購入するくらい大阪万博LOVEなのですが、遠方からくるファミリー層はそう何回も万博に訪れるのは難しいと思います。
たしかに荷物は増えるのですが、その分、朝から晩までしっかりと大阪万博を満喫できることをお約束します。
GW中の大阪万博は寒暖差に注意すること。
これが、楽しくてあたたかい思い出づくりのコツなのかもしれません。
ぜひ、家族みんなで良い時間を過ごしてくださいね。