大阪・関西万博が開幕して6日目。
2025年4月18日金曜日、一人で万博に参戦してきました。
「万博は一人で行っても楽しめるのか?」
「さすがに独りだと時間を持て余すのでは?」
大阪万博に行ってみたいけど、誰かと行こうと思うとなかなか予定が合わなかったりしますよね。
そんな時は、思い切って一人で万博に行くのは『アリ』です!
というのも一人だと
- 当日予約が取りやすい
- 観たいパビリオンに直行できる
- 自分のペースで楽しめる
といったメリットがあるからです
今回、まさにそんな『ひとり万博』を満喫してきたので、その時のレポートを交えながらひとり万博の楽しさをお伝えしていきたいと思います!
目次
今回も西ゲートから入場
前回は車で訪れたので、舞洲A駐車場からシャトルバスに乗ってきたのですが、今回は新大阪駅からの臨時車両エキスポライナーを利用しました。
新大阪駅から終点の桜島駅まで行き、そこからシャトルバスで西ゲートへ。
予約を見る限り、やはり東ゲートよりも西ゲートが空いているので、今回も西ゲートを利用して大阪万博会場入りをしました。
ちなみに西ゲートからの入場の様子については、以下でくわしくレポートしているのでチェックしてみてくださいね!
14日に来た時よりも、この日は入場者数が2万3000人ほど増え、会場入りした9時45分頃には沢山の人達で賑わっていました。

前回来た時は9時ジャストに入場できたので、どのパビリオンもまだ開いていない状況だったのですが、今回はすでにどのパビリオンにも人が集まってそうな様子でした。

「と、とりあえずどこか入らねば…!」
ある程度行列の浅い午前中うちに人気のパビリオンへ。
西ゲートの優位性を活かし、SNSでバズっていたイタリアパビリオンに直行です!
イタリア
イタリアパビリオンへ行ってみると、まだそれほど大行列にはなっていません。
待ってる間に当日予約もしたかったので、迷わずに並ぶことにしました。

待ちながら当日予約を取ろうとするも、なかなかお目当てのパビリオンの予約が取れません。
予約を取るタイミングもあるのでしょうが、4日前に来たときより予約が取れない印象です。
そんなこんなで当日予約に奮闘している間に順番が回ってきました。
待ったのは10分。

広々としたエントランスでほんの少し待機したあと、館内への案内がありました。
ここではイタリアパビリオンのテーマ「芸術は生命を再生する」を体現する展示空間が広がっています。

日本初公開となる古代ローマ時代の彫刻「ファルネーゼのアトラス」(西暦150年頃、高さ2m、重さ2トン)は、ギリシャ神話の巨神アトラスを表現した国宝級の作品で、ナポリ国立考古学博物館の至宝と言われています。
普段はイタリアの博物館にあり、海外に貸し出されることはめったにありません。
日本でこれを見られるのは一生に一度のチャンスかも!

イタリアパビリオン内に設置されるバチカンパビリオンでは、カラヴァッジョの名作『キリストの埋葬』が展示され、芸術と信仰の融合を表現。
バチカン(ローマ教皇庁)がこの作品を万博で展示するのは特別なこと。
イタリア以外で見るのは本当に貴重な機会です。

レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆「アトランティコ手稿」も展示されていました。
この手稿は普段、イタリアの図書館で厳重に保管されています。
日本に来るのは超レアで、美術好きには夢のような機会。

そして、2階にはイタリアンレストランのあるテラス。
ここで流れてるアンビエント・ハウスがすごくいい!



レストランは11時OPENだそうで、10時20分の時点で3名のお客さんが並んでいました。
出口付近では軽食ができる飲食ブースもありましたよ。

イタリアパビリオンについては以上です。
混雑回避のため西エリアへ
イタリアパビリオンを出て周りを見渡してみると、さらに賑わいが増している万博会場。
これは前回のようにスイスイとパビリオン巡りができそうにないと思い、西ゲートのさらに西側のエリアへ行くことにしました。
西ゲートの前はパックツアーや学校の団体客がたくさん。
彼らが向かう波に逆らって西側エリアへと向かいます。

世界のフードが食べられることで、大阪万博の人気スポットとなったくら寿司では、10時半からかなりの行列ができていました。

西側エリア最大のパビリオン『未来の都市』では予約客だけで大きな行列ができていました。

スタッフに確認すると、一応、予約なしでも空きがあれば入れるみたい。
但し、案内にどれくらいかかるかわからないとのこと。
見てみると予約なしレーンでは10人くらいしか待ってなかったし、ちょうどお腹がすいていたのでコンビニで買ってきたおにぎりを食べながら待つことに。

おにぎりを食べ、ついでに当日予約で『日本館』の予約を取ることに成功!
そして、待つこと10分。
スタッフから中に入っていいよとのアナウンス。


まずは巨大スクリーンによる映像で驚かされます。
「未来の都市(Future City)」パビリオンは、日本の12の企業や団体が協力して作った万博で最も大きなパビリオンの一つです。
広さは約3,300平方メートル(サッカーコート半分くらい!)で、子供から大人まで楽しめる展示や体験型アトラクションがたくさんありました。










体験時間は35分とされてますが、私はじっくり見て廻ったので1時間くらい滞在してました。
人気のパビリオンで満足度も高いので、事前に予約するのがおすすめですよ!
フューチャーライフビレッジ
外に出るとお昼前。
どこか休憩できる場所がないかと探していると、フューチャーライフビレッジという雰囲気の良いスポットを発見。
テーマは「未来の暮らしと未来へのアクション」とのことで、未来の食べ物、文化、ヘルスケアなど、日常に近いテーマで未来の生活を体験できます。


JAXA(宇宙航空研究開発機構)も展示に参加しています。


床は月の地面をイメージしているそうです。

こちらの映像がひときわ綺麗で、まるで宇宙にいる気分を味わえますよ。

数量限定かもしれませんが、映像ショーが終わったらJAXAのステッカーを貰えました。
午後は予約パビリオンへ
日本館の予約が13時30分からなので、西側エリアから再び中心エリアへと向かいます。



途中、噴水ショーを観ることもできました。

観てるだけで癒やされます♪
GW前は気候がよくて気持ちが良いですね。
日本館
13時30分、我が日本のパビリオンへ。
日本館のテーマは「循環」で、未来の暮らしを考えさせてくれるパビリオン。
敷地面積は1万3000平方メートルで、会場内最大級の規模です。
大屋根リングと景観がマッチする木材を貴重とした外観で、館内に入るまでに気分が上がります。




中庭があり、こちらのベンチで少し休憩。
目の前の行列は『火星の石』のためにできたもの。

スライスされた火星の石にふれる事ができます。


日本の伝統的なものづくりや、資源を大切にするテクノロジーを紹介。
ドラえもんやハローキティといった人気キャラクターが案内してくれるので、親しみやすい!





今だけしか購入できないドラえもんグッズもありました!
ということで、行きたかった日本館に来ることができて大満足です。
ガンダムパビリオン
日本館を出たのが14時10分。
その後は会場内を散策しつつ、次の予約も取っておきたいということで、ベンチに座ってしばし休憩。
しかし、なかなか予約が取れない…!
何度もリロードしながら約20分ほどスマホとにらめっこし、運良く16時からのガンダムパビリオンの予約をゲット!
一人だからこそ予約が取れたのかなとも思うので、本当に観たいパビリオンがある人は一人で万博に来るのも結構アリかもしれません。
時間は15時。
予約まで一時間ほどあるので、会場内を散策しながらガンダムパビリオンを目指します。
午前中は曇っていたのですが、午後から快晴で気持ちがいい。
15時の噴水ショー
どこも人気のミャクミャクショップ
万博会場で本物のいちご
16時、ガンダムパビリオンに並びます。
予約があっても大体10分くらい待たされます。





パビリオン内では、宇宙での暮らしやまだ実現していない技術を、臨場感たっぷりの映像や展示で体験できます。


軌道エレベーターに乗って宇宙ステーション「スター・ジャブロー」を訪れる旅は、まるでガンダムの物語の中に入ったみたい!




臨場感たっぷりのモビルスーツ同士の戦いに目が離せません。
ファンじゃなくても楽しめる内容ですよ。

背後からガンダムを撮れるのは、ガンダムパビリオンに訪れた人だけの特権かも(笑)
夕方は大屋根リングへ
この後は3日前予約で取っておいた『フィジカルツインシンフォニー』が18時半から控えているので、少しゆっくりすることに。
ふたたびベンチに座って、次なる当日予約を決めます。
ここでもリロードを繰り返し、まさかの『モンスターハンター』の予約をゲット!
あとで行ってわかったのですが、モンスターハンターは少人数制のアトラクションなうえ、内容もリピートしたくなるレベルのクオリティだったので、今回予約が取れたのはめちゃくちゃラッキーだったと思います。
やっぱり一人だと予約が取りやすいというのはあるのかも。
ルンルンな気分になったところで、お次はトイレでヒートテックを着て、防寒対策をしたうえ大屋根リングに上がります。
この時期、夕刻の大屋根リングからの景色
気持ちの良い音が流れてて雰囲気良し
夕刻の大屋根リングは癒やされます
一人で万博に来ても「寂しいんじゃないかな」と思うかもしれませんが、どこで何をしてても好奇心や感性が刺激されるので、寂しいとか暇だなと感じることはありません。
実際、入場時や列に並んでいる時に感じたことですが、会場内には一人で来ているお客さんはたくさんいます。
もちろん、団体客やカップル、家族連れ、友人・知人同士で来ているお客さんもたくさんいますが、だからといって一人がアウェーという感じがないのが大阪万博の良いところです。
EXPOホール「シャインハット」

18時半からEXPOホールで期間限定開催の『Physical Twin Symphony』を観に行ってきました。
EXPOホール「シャインハット」は、大阪・関西万博2025のシンボル的な大催事場で、世界的建築家・伊東豊雄氏が設計。
黄金の円形大屋根が輝く外観は、1970年万博の「太陽の塔」をイメージしたデザインとのこと。
大阪万博でもひときわ存在感のあるこの建物は、夜になるとライトアップがとても綺麗!
毎夜開催されるプロジェクションマッピングは、70m×14mの壁面に映し出される大迫力の映像で、予約不要。

ということで、中はこんな感じ。

内部は約1900席の円形劇場で、客席と舞台が一体となり、音楽や伝統芸能のイベントが楽しめるようになってます。


音響、レーザー、舞台装置も凝っていて、『Physical Twin Symphony』では演者たちの盛り上げ方がとても上手でオーディエンスを魅了してくれます。
正直、これだけでも万博入場チケットの元が取れそうなくらい観に行って大満足のショーでした。
景色が一変する夜の大阪万博
外に出ると景色が一変していました。
夜の大阪万博、はっきりいって『凄い』の一言。
ライトアップされたパビリオンのひとつひとつが昼間のそれとは違って見えます。
「これが半年でなくなってしまうなんて…」
すでに万博ロスになってしまいそうなくらい、夜の万博は美しく楽しく賑やかな場所になるんです。
とりあえず、再び大屋根リングに上がりました。





夜はとりあえず大屋根リングおすすめです。
下に降りてみると、各場所でショーが行われていました。
タイのナイトマーケットを思い出します。











どのパビリオンもライトアップが個性的でついつい写真を撮ってしまいます。
一人でも歩いていてるだけで楽しめますよ♪
MONSTER HUNTER BRIDGE

夜の万博を散策しながら、予約を入れていたモンスターハンターのパビリオンへ。
『MONSTER HUNTER BRIDGE』はヘルスケアパビリオン西側奥の『XD HALL』にあります。

完全予約制なのでほとんど人がいません
インビテーションカードは持ち帰りOK
MONSTER HUNTER BRIDGEは、万博の中でもかなり少人数制の体験型アトラクションとなります。
さらにスマホや手荷物をロッカーに預けるシステムなので、あまり情報が出回ってないのもMONSTER HUNTER BRIDGEの魅力かもしれません。
結論から言うと、個人的には万博の中で一番おもしろいアトラクションでした。
受付から体験終了まで約30分。
専用のARデバイス(視野角105度)を装着し、360度シアター、立体音響、床振動が融合した没入型体験ができるんですが、とにかく床振動と連動した映像がド迫力!
今回の大阪万博限定のストーリーということで、モンスターたちの咆哮やファンタジックな世界観の没入など、とてもすてきな体験ができました。
null²(ヌルヌル)

今日は観たいパビリオンはほとんど観られたし、あとは夜の万博会場を散策しつつ、適当に行ったことのないパビリオンにでも入ろうかというプラン。
多くの人たちは夜の噴水ショーに移動するので、夜は並ばずとも比較的パビリオンに入りやすくなります。
そんな感じで会場内を歩いていると、落合陽一プロデュースのnull²が予約なしで入れると案内していたので並ぶことに。

「null²(ヌルヌル)」は、落合陽一氏がプロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン。
「いのちを磨く」をテーマに、デジタルとフィジカルの「二つの鏡」を通して未来の命を見つめる体験を提供します。


五感を震わすノイズと映像体験は万博ならでは。
一度経験するとしばらくいいやと思うのですが、なんとなくまた行きたくなるような不思議な体験ができますよ。
ひとり大阪万博まとめ

今回は初めてのひとり万博でしたが、一人で行っても全然楽しめちゃうのが大阪・関西万博の魅力だと感じました。
今回訪れたのは
- イタリア館
- 未来の都市
- JAXA展示館
- 日本館
- ガンダムパビリオン
- Physical Twin Symphony
- MONSTER HUNTER BRIDGE
- null²
という人気パビリオンばかり。
これだけのパビリオン巡りができたのは
「一人だからこそ予約が取りやすかった」
という部分も多分にあったと思います。
今回、食事に関しては事前に購入したおにぎりやサンドイッチ。
途中、東ゲートのローソンで晩ごはんを購入し、ベンチに座って食べました。
特に万博会場内はベンチや休憩所がたくさんあるので、ひとり飯は全然問題ないかと思います(そういう人もたくさんいました)。
ということで、メリットのおさらいです。
- 当日予約が取りやすい
- 観たいパビリオンに直行できる
- 自分のペースで楽しめる
帰りは東ゲートを出て、駅に降りる階段の前にある案内所で通期パスクーポンを配っていたので、しっかりゲットして通期パスを購入しました。
あと何回かはひとりで大阪万博に行こうと思ってるので、ぜひ皆さんもひとり万博を楽しんでくださいね!